「ここでのトレードはリスクが高いな」
FXのトレードをしているとよく聞く聞きなれた言葉だと思います。
ですが、この『リスク』って言葉の意味をあなたは正確に理解していますか?
ここではそのリスクについて書いていこうと思います。
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リスクとは何か?
日常生活の中で「リスクがなんたら」って言葉を聞くことから、ほとんどの方は「危険度合い」といった意味合いでFXで使っているかもしれません。
ですが、投資でのリスクと日常生活で使われているリスクとは違います。
実はこのFXでのリスクの意味を理解している人は少なかったりします。
投資で言うところのリスクとは”不確実性”のことを言います。
『不確実性』とは予測ができない不確実であることを指します。
例えば、ちょっと恐いシチュエーションですが、
「10tトラックに激突される」
「自転車に激突される」
どちらがリスクが高いと思いますか?
きっと「10tトラックのほうが高いに決まっているだろう」と考えるかもしれません。
ですが、実は「自転車に激突される」ほうがFXで言うところのリスクは高いといえます。
なぜなら、10tトラックに激突されれば、基本的には命はありませんよね。
ということは、不確実性は限りなく0%に近いといえます。
ですが、自転車であれば、確かに危険で打ち所によりますが、衝撃的には打撲ができる程度の時がほとんどです。
ということは、命に係わる事故になりえることもあれば、小さなケガで済む可能性があるということから、不確実性はそれなりに高いといえます。
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人は確実性を求める生き物である
人は確実性を求める生き物。
不確実性の相場に対して、確実性を求めると相場に逆らった考え方になってしまうことがあります。
そうなれば、確実に利益を得ようとしていたのに、結果的に損失が膨らんでいくような状況にさえあるのです。
あなたはこんなことを考えているかもしれません。
- プロのFXトレーダーはこれから相場がどう動くか理解している
- FXで100%勝てる法則がある
- このままポジションを持っていれば利益があがるだろう
この考え方は不確実性の相場に対して逆らった考え方だといえます。
プロのトレーダーが相場を正確に予測しているわけではありませんし、どうなるか分からない相場で絶対に勝てる法則なんてありえません。
そして、何より危険なのが「自分の憶測どおりに相場が動くだろう」と考えてしまう人です。
不確実なものに対して、確実性があると考えると”信じる”といった選択をとり、博打に近い状況に陥ることがあります。
「相場を分析したら上がると推測できた、間違いない!」となれば、逆の相場変動が生じても、ポジションを持ち続けてしまうわけです。
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不確実性の相場で勝ち続けている人もいる
「相場は不確実性の高いモノだから、利益を挙げている人はみんな運がいいだけ」と考えてしまうかもしれません。
もちろん、運だけで勝っている人もいるでしょう。
そういう方は神様に愛されているんだと思います。
ですが、そんなの長続きはしないのが現実。
「運は実力のうち」とは言いますが、それは努力していて、不確実性を含んだ相場で運よく最後のピースがハマるみたいな感じだと思います。
それ以外はすべて、自分の実力があっての結果だと思われます。
では、一体FXで勝ち続ける人はどんな人なのでしょうか?
それは『不確実性』と『確実性』を分けて考えられている人なのです。
つまり、コントロールできるものとできないものを理解しているといういことです。
FXトレードにおいて、
不確実性なコントロールができないものは『相場変動』
確実性のあるものでコントロールができるものは『リスク管理』
だと考えられます。
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コントロールできる『リスク管理』とは
ここまでで「『相場』は不確定性の高いものである」という説明をしてきました。
相場をコントロールできるわけがありませんから、間違いがないかと思います。
では、FXで勝ち続けている人が徹底的に行っている『リスク管理』とはどういうものなのかについて説明していきます。
損失を小さくする手法
不確実性の高い相場で損失を出さないというのは、ほとんど不可能です。
ですが、”損失を最小限に抑えるのは可能”です。
例えば、下のようなことが損失を最小限に抑える方法だと考えています。
- 投資資金の何%まで損失をだしたら、機械的に損切りを行う
- 損切りラインを明確して徹底する
では、これらの具体的な説明をしていきたいと思います。
何%ルール
完璧に許容の範囲内で損失をとどめることができるのが、「相場ではなく、投資資金の数値といった値をもとに損切を行う」という手法です。
つまり、自分の分析への期待感を無視して、損失の数値で判断する方法です。
よくFXトレーダーの方たちが言うのは、投資資金の1~3%以内での範囲で抑えるといった方法です。
これにより、1回のトレードで負ける損失を固定できるので、利益の最大化を狙える利確の手法を身に着ければ、FXでの安定した収益を見込めるといえます。
損切ラインの明確化
「人は確実なことを好む」ということを上で説明しました。
ですが、逆に「確実なものだと信じたい」という考え方にもなることがあります。
下の記事でも書いていますが、”人は損失を決断することを避ける”という傾向があります。
この傾向により、自分の分析精度に関係なく、「自分が出した判断は正しい」と強く考え、相場が予想外の外れていても、「分析は正しいから戻ってくる」とポジションをズルズルと持ち続けてしまうといえます。
つまり、損失の確定を避けるために「相場が戻ってくる」と信じ、その相場が戻ってくるという根拠を探してしまうということです。
こういった損失が膨らんでいくような状況にならないように、エントリー時点だけでなく損切りも理論的に判断できるようにしなければならないのです。
下の記事ではおすすめな損切りのタイミングを紹介していますので、ぜひ目を通してみてください。
理想的な利確の手法を身に着ける
相場は不確実性の高いものですから、利確の仕方も重要になってきます。
この利確の手法がしっかり確立できていなければ、相場変動に対して「いつ利確すればいいんだ(; ・`д・´)」とあたふたすることになります。
もしくは気分で利確をすることになります。
そんな状態で利確をしても、大抵は決算した後に相場がそのまま伸びて「もっとポジション持っておけばよかったな…」となるのが目に見えています。
また、FXで有名な「コツ、コツ、ドカン」と少しずつ積み重ねてきた利益を一回の損失ですべてを失いようなことになりかねませんので、そうならないように獲得できる利益を大きくする手法を身につけなければならないのです。
そんな理想的な利確の手法として、私が実際に行っている利確手法を下の記事で紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
最後に:FXで勝ちたいなら『リスク』の意味を理解すべき
『リスク』について理解していただけたでしょうか?
最後に本記事の内容をまとめて終わりたいと思います。
『リスク』とは”不確実性”のことをいう。
『不確実性』とは”予測ができない不確実なこと”を指します。
相場は不確実性が高くコントロールすることはできないが、確実性の高いものを管理することで、FXで勝ち続けることができます。
その確実性には『損切り』に対して「ルールを設ける」「損切ラインの明確化」、『利確』の「理想的な手法を身に着ける」ことが大切であるということです。
ぜひ、これを機に『リスク』への理解を深めてみてください。
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